ソースコードから理解する技術-UnderSourceCode

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Wicket (4)View層の構成 その2

「オープンソース徹底活用 WicketによるWebアプリケーション開発」を読み
Wicketについて学習しています。

前回に引き続き、Chapter2「QuickStartアプリケーションで見るWicket」(※1)を読んでの、
View層の構成のメモです。

1.コンポーネントはモデルというオブジェクトと対になっており
  画面で入力された値はモデルを通してサーバー側で取得することになる。

2.ページが状態を保持しており「ステートフル」である。
  実例として、ブラウザの戻るボタンを押下して画面をリロードすると
  前に入力した内容がそのまま表示されることが取り上げられている。
  これを有効にするにはFormオブジェクトのsetVersioned(true)を設定する必要がある。

この「ページが状態を保持して」いることも、ASP.NETでは以前からサポートされていた機能です。
というより、ページを永続する一つのオブジェクトとして扱うという考え方自体が、ASP.NET
似ていると言えると思います。

逆に画面の入力値をモデルと通して取得しなければならない点は、ASP.NETと比べると
煩わしいかな。
ASP.NETコンポーネントのプロパティを参照することで、入力値は取得できるものね。

※1 「オープンソース徹底活用 WicketによるWebアプリケーション開発」 P32〜56