ソースコードから理解する技術-UnderSourceCode

手を動かす(プログラムを組む)ことで技術を理解するブログ

Wicket (5)アプリケーションを構成するオブジェクト

「オープンソース徹底活用 WicketによるWebアプリケーション開発」を読み
Wicketについて学習しています。

以下、Wicketでアプリケーションを構築する際に使うオブジェクトに関するメモ。

1.前回の繰り返しとなるが、Wicketの設定はWebApplicationクラスのサブクラス内で設定し、
  initメソッドをオーバーライドしてJavaプログラムで行う。

2.Wicketでアプリケーションを構築する際の重要点について
  すばらしい記述があったので抜粋(※1)
・「すべての要素はオブジェクトであること」
・「特に目に見える要素はコンポーネントとしてまとめられること」
・「コンポーネントには『イベント』があり、各イベントに対して専用のメソッドがあること」
・「コンポーネントそれ自体は値を持っておらず、『モデル』と呼ばれる別のオブジェクトが値を管理している」

3.モデルという概念
  データを保持するオブジェクトであり、「『値をどこか別の場所から取り出す』という動作と
  『値をどこか別の場所に入れる』という動作」(※2)を持っている。
  「値をどこか別の場所から取り出す」のはユーザーが画面で入力した値を取得する場合などに、
  「値をどこか別の場所に入れる」のはデータベースに値を登録する場合などが考えられる。

4.モデルを取り入れるメリット
  例えば、データベースからデータを取得して画面に表示する場合
  モデルを介してデータを表示するとデータの取得のロジックをモデル内にカプセル化することができる(?)。
  (のだと思うが学習不足のため断言はできない・・・。)
  これにより、画面のリロード時に行うデータの再取得処理がモデル内で自動的に行われる。

※1 「オープンソース徹底活用 WicketによるWebアプリケーション開発」 P64
※2 「オープンソース徹底活用 WicketによるWebアプリケーション開発」 P66