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Windows7でのRuby on Rails - 統合開発環境でのデバッグについて

Windows7にてRuby on Rails統合開発環境を用意したところ、やたらと苦労しました。
躓いたポイントを、備忘録として残しておきます。

1.Rubyのバージョン
結論から書くと、Rubyのバージョンが1.9.3ではデバッグ実行が上手くいかないようです。
自分も最初は1.9.3をインストールしてデバッグ環境の構築が上手くいかず、色々とググッた結果
このような結論になりました。詳細が気になる人は各自で検索してみてください。
→できました。なぜ解決方法を探せなかったのか・・・、悔やみます。方法は下の追加記事で。

なので現時点(2012/07/22)ではRuby 1.9.2を使いデバッグ環境を構築します。
RubyInstallerの左上の「RailsInstallers」よりRuby 1.9.2-p290をダウンロードして
インストールしてください。

2.統合開発環境
今回はAptana Studio 3を使用することにしました。リンク先よりダウンロードし、任意のフォルダに解凍します。

3.ruby-debugのインストール
開発環境のみではデバッグできません。なのでruby-debugをインストールするのですが
またもやバージョンの違いに悩まされました。
Ruby 1.9.xの場合は1.9系用のruby-debugを使用します。
インストールはコマンドプロンプトを立ち上げ、gemを使用して行います。以下がコマンドです。

gem install ruby-debug-base19
gem install ruby-debug-ide19

※gemがない場合、先にインストールしておく必要があります。

4.デバッグ実行
Aptana Studio上でのデバッグ実行のやり方にも悩みました。
デバッグ実行の開始手順は
・プロジェクトエクスプローラ上で対象プロジェクトを右クリック
・Debug Server」を押下(AptanaStudioを日本語化していないが、要はサーバーでデバッグする)
・ブラウザを立ち上げ、「http://localhost:3000」にアクセス
ブレークポイントで止まること、ステップインなどができることを確認
の順となります。

以上です。
ちなみに「Terminal」ウィンドウでRailsの各コマンドを実行できるので
Webなどで紹介されているコマンドは、ここに貼り付けることで実行できます。

(2012/09/07追記)

Eclipse(Aptana3) で Ruby1.9.3 をデバッグする に、Ruby1.9.3をデバッグする方法が書かれています。
基本的にはこの記事どおりのやり方で大丈夫ですが、自分が躓いたポイントを書いておきます。

1. ruby-debug-base19-0.11.26.gem のインストールについて


gem install ruby-debug-base19-0.11.26.gem -- --with-ruby-include=C:\RailsInstaller\Ruby1.9.3/include/ruby-1.9.1/ruby-1.9.3-p125

のように、--with-ruby-include オプションではruby-1.9.3-p125のフルパスを指定する必要がありました。

2.is_binary_data?の追加
ruby-debug-ide19-0.4.12 の xml_printer.rb の一番下(module〜end の外)に以下を追加する。
modole〜endの中に追加しても、意味はないです。


class String
def is_binary_data?
( self.count( "^ -~", "^\r\n" ).fdiv(self.size) > 0.3 || self.index( "\x00" ) ) unless empty?
end
end