Wicket (1)まず特徴を挙げてみる
Javaを使うフレームワークについて学習しようと思い、Wicketを取り上げみることにしました。
Wicketに注目した理由としては、アプリケーションの動きをxml定義ファイルで制御するのではなく、
プログラムで実装しようとしている点です。
Struts、Dependency Injectionなどの最近の動きは、バグをコンパイルエラーで見つけることができないのが気になります。
自分の好みとしては、コンパイル時にバグを見つけるのが好きなもので・・・。
「オープンソース徹底活用 WicketによるWebアプリケーション開発」を買ってみました。
Chapter1を読み終え、Wicketの特徴を簡単に纏めてみました。
Wicketの特徴
1.定義ファイルが少ない。(web.xmlのみ)
2.アプリケーションの動きを定義ファイルではなく、プログラムにて制御する。
3.「Wicketがリクエスト・レスポンス方式の上に構築するのは、オブジェクト指向的な通知のメカニズム」(※1)である。
ページの扱いやイベントの処理をWicketとStrutsで比べると
1.ページの扱いについて
Wicket・・・オブジェクトとして扱い、インスタンスを生成してメモリ内に常駐(不要になったら削除されるが)。
Struts・・・レスポンスを返すときのみ生成。
2.イベントの処理
Wicket・・・ページのインスタンスに対して、イベントに対応するメソッドを呼び出す→処理を実行→ページ自体がレスポンスを返却。
Struts・・・イベントに対応するActionを判定→Action内にて処理を呼び出し→ページを生成してレスポンスを返却。
Wicketについては学習し始めなので多少間違えているかもしれません。。。
この本を読むまで、StrutsのActionが手続き型だなんて意識してませんでしたが、確かにそのとおりですね。
引き続き、Wicketに期待して学習を進めていきたいと思います。