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「アプリケーション アーキテクチャ ガイド 2.0」の実装 - Webアプリのキャッシュ

アプリケーション アーキテクチャ ガイド 2.0 の [第 21 章: Web アプリケーションの設計] に
[設計に関する具体的な問題]という項目があります。

[設計に関する具体的な問題]にある11の問題のうち、今回は「キャッシュ」の実装について調べてみました。

まずASP.NETのキャッシュの概要については、ASP.NET キャッシュ に載っています。
これによると、以下の2種類のキャッシュがASP.NETには用意されています。

1.出力キャッシュ
2.アプリケーション データ キャッシュ

出力キャッシュの実装について参考にしたチュートリアルと内容、実際にやってみたて気づいたことを
挙げておきます。

出力キャッシュを使用した Web サイトのパフォーマンスの強化
・@ OutputCache ディレクティブ を使用した、ページ毎の要求に対する出力をキャッシュする実装。
・アプリケーション レベルのキャッシュ プロファイルを指定する方法。

VaryByParam 属性によるパラメータを使用するキャッシュは
マスターページ(Site.Master)を使用すると上手くできませんでした。
プレーンなformを作成すると、上手くいくようです。


SQL Server での ASP.NET の出力キャッシュの使用
・@ OutputCache ディレクティブ を使用した、SQL Server データベース内のデータをキャッシュする実装。
・指定した時間が経過した場合、もしくはデータが変更された場合には、表示が新しくなる。
・必須コンポーネントとして.NET Framework Version 2.0 を指定しているが、.Net4.0でも実行可能。

チュートリアルの中でASP.NET SQL Server 登録ツールを使用してますが
Windows認証でSQLServerと接続する場合は、以下のコマンドとなります。

aspnet_regsql.exe -S <サーバー名> -E -ed -d Northwind -et -t Employees

アプリケーション データ キャッシュ の実装については、別ページに記載するつもりです。。。