ソースコードから理解する技術-UnderSourceCode

手を動かす(プログラムを組む)ことで技術を理解するブログ

「よくわかるHTTP/2の教科書」を読んだ

GWの最後の2日で「よくわかるHTTP/2の教科書」を読みました。
http://www.ric.co.jp/book/contents/book_1177.html

HTTP/2に限らず、HTTP周りについて非常に分かりやすく書かれていると感じました。

以下、ほぼ「分かりやすかった」の羅列になっていますが、備忘録替わりに各章ごとに注目した部分の感想を書いておきます。

感想

第2章

HTTP・TLSTCPという、「裏」で動いているプロトコルについて、非常に分かりやすかったです。

第3章

HTTPについて。初期バージョンは古く1990年代には使われていましたとあります。
余計な感想かもしれない、かつインターネットがメジャーになった年代を考えれば当然だが、工業製品の歴史と比べると新しいと感じました。

CookieのセッションIDの例や、KeepAliveについては分かりやすいと感じました。

第5章

HTTP/2を解説している、本書のメイン部分。
最初のHTTP/2の概要で、HTTP/2の独自機能が分かりやすく書かれています。
HTTP/2のストリームとフレーム、コネクションについて分かりやすかったです。

第6章

WebSocket、HTTP Live Streaming、Open ID Connectなどについて分かりやすく書かれています。
QUICについてはほぼ初見だったが、こちらも非常に分かりやすかったです。

まとめ

アプリケーション周りの実装を行っているだけだと、HTTP周りのプロトコルについては
フレームワークなどで隠蔽されており、詳細までは意識しないことが多いかと思います。
この辺りを改めて意識する or HTTP周りの知識を整理するのに、いい本だと思いました。